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FC2 Blog Ranking人気薄馬が激走する理由?
福島牝馬ステークスはハンデキャップ競走ではなく、獲得賞金額によって負担重量が決まる別定重量競走。したがって、実績のある馬は斤量が重くなり、そうでない馬は軽い斤量で出ることができるわけだ。それを念頭に〔表1〕をみると、福島牝馬ステークスでは、まだ実績の伴っていない馬が健闘する傾向のあるレースだということがわかる。前走より重くなった馬で連対したのは、中山牝馬ステークスとこのレースを連勝した2004年のオースミコスモだけ。逆に、前走より0.5~1.5キロ軽くなった馬は、12頭中6頭が3着以内に入る好成績を挙げている。〔表1〕
〔表1〕前走との負担重量差別成績(過去3年)
負担重量 成績 勝率 連対率 3着内率
2キロ以上増 1-0-0-7 12.5% 12.5% 12.5%
0.5~1.5キロ増 0-0-1-4 0% 0% 20.0%
増減なし 1-0-0-8 11.1% 11.1% 11.1%
0.5~1.5キロ減 1-3-2-6 8.3% 33.3% 50.0%
2キロ以上減 0-0-1-13 0% 0% 7.1%
前走成績との関係は?
福島牝馬ステークスに出走した馬の成績を、前走の成績別に分類してみると、このレースで連勝を飾ったのは前出のオースミコスモだけ。人気になりがちな前走1着馬だが、ほかの9頭はすべて1000万下(特別戦含む)を勝って臨んで、重賞のカベにはね返された格好だ。とはいえ、昨年は1000万下の野島崎特別で2着だったロフティーエイムが勝利しているのだから、上がり馬にも台頭の余地はあるといえるだろう。また、前走の着順別成績をさらに条件別に分類したのが〔表3〕。例年、中山牝馬ステークスから臨む馬が多くいるが、そこで3着以下に敗れた馬の巻き返しは厳しい状況となっていることも頭に入れておきたい。参考までに、過去3年で3着以内に入った9頭には、芝1800mで勝ち星があったという共通点がある。〔表2〕〔表3〕〔表4〕
〔表2〕前走の着順別成績(過去3年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%
2着 2-0-0-0 100% 100% 100%
3~5着 0-0-1-11 0% 0% 8.3%
6~9着 0-0-3-4 0% 0% 42.9%
10着以下 0-3-0-14 0% 17.6% 17.6%
〔表3〕前走連対馬の前走時の条件別成績(過去3年)
前走の条件 成績 勝率 連対率 3着内率
中山牝馬ステークス 2-0-0-0 100% 100% 100%
その他の条件 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%
〔表4〕 前走3着以下の馬の前走時の条件別成績(過去3年)
前走の条件 成績 勝率 連対率 3着内率
中山牝馬ステークス 0-0-1-15 0% 0% 6.3%
その他の条件 0-3-3-14 0% 15.0% 30.0%
狙い目の騎手は?
この時期に福島競馬が開催されるようになってからの4年間を対象に、福島芝1800m限定の騎手のランキングを作ってみた。勝ち星トップは、計9勝を挙げている中舘英二騎手。騎乗数も多いが、率も高い数字を残している。続いて4勝で北村宏司騎手、吉田隼人騎手、関西所属の藤田伸二騎手の3人となっている。〔表5〕
〔表5〕 4月開催時の福島芝1800m限定・勝利数上位騎手(2003年~2006年)
順位 騎手名 成績 勝率 連対率 3着内率
1 中舘英二 9-5-2-36 17.3% 26.9% 30.8%
2 北村宏司 4-1-2-11 22.2% 27.8% 38.9%
3 吉田隼人 4-1-0-10 26.7% 33.3% 33.3%
4 藤田伸二 4-0-0-4 50.0% 50.0% 50.0%
5 田辺裕信 3-2-2-19 11.5% 19.2% 26.9%
6 木幡初広 3-1-4-36 6.8% 9.1% 18.2%
7 北村浩平 3-0-0-9 25.0% 25.0% 25.0%
8 松田大作 2-2-0-2 33.3% 66.7% 66.7%
9 柴山雄一 2-1-2-23 7.1% 10.7% 17.9%
10 鮫島良太 2-1-0-10 15.4% 23.1% 23.1%
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